オリゴ糖の気になるカロリー

砂糖の半分のカロリー

ダイエット中の人や、糖尿病の人は厳しいカロリー制限を強いられます。

食べたくてもカロリーが高くて食べられない、食べたらいけないのではないかと思いがちですが、オリゴ糖なら、そのような心配は無用です。

オリゴ糖は普通の砂糖の約半分のカロリーしかありません。

オリゴ糖は1gあたり2~3カロリーしかないのです。

甘味は砂糖の甘さには及びませんが、自然な甘みでベタつかず、慣れれば十分オリゴ糖の甘みで満足できるようになります。

成人病になる心配のある人は特に、予防の意味も込めてオリゴ糖を摂取することをお勧めします。

オリゴ糖は様々な食べ物にも含まれていますから、糖分ということに囚われずに、 野菜や果物などを摂取することで自然にオリゴ糖を体内に取り入れてみましょう。

カロリーが低いからといって、過剰に取りすぎると、それはそれで弊害もあります。

副作用というには小さな事ですが、オリゴ糖を過剰摂取すると、下痢になりやすいということがあります。

これは腸内環境が良くなり腸内の善玉菌、ビフィズス菌などが活発化したことにより、 便秘が解消し一時的に便通が良くなりすぎる事からおきます。

また抗生物質などを併用して飲んでいると、オリゴ糖を摂取していたとしても、 ビフィズス菌が働かず腸が鈍くなり、良い効果が期待できない場合もあります。

オリゴ糖は、体内で吸収されにくい性質を持っています。

種類によっては胃や小腸で分解されずに大腸まで届くので、カロリーがあってないようなものとさえ言われています。

そうなれば、是非砂糖をやめてオリゴ糖にしたいと思いますね。

健康に対して害にならず、寧ろ良い効果を与えてくれるオリゴ糖はメタボに苦しむ現代人の救いの手かもしれません。

そんなオリゴ糖も、胃や小腸で消化吸収されず大腸まで届く難消化性オリゴ糖と、 小腸で消化吸収される消化性オリゴ糖に大別されます。

どちらもオリゴ糖には変わりありませんので、効果は期待できますが、 カロリーという視点から考えたら消化吸収されずに大腸に届く、 難消化性オリゴ糖がカロリーをあまり気にしないでいられるので、いいかもしれません。

オリゴ糖の種類とカロリー

オリゴ糖には多様な種類があります。

甘味の度合いも違いますので自分に合った甘味のオリゴ糖を生活に取り入れて欲しいと思います。

甘味度は砂糖を100とした場合の値です。(農林水産消費安全技術センター調べ)

オリゴ糖と言っても、種類が豊富でそのそれぞれに、特性があります。

まだまだ研究途上のオリゴ糖なので、これから更に新しい効能などが追加されていくことでしょう。

イソマルトオリゴ糖 1gあたり3カロリー

ハツミツや味噌、醤油などに含まれています。

甘味度は30~55度です。

オリゴ糖の中ではやや高めのカロリーですが、熱や酸に極めて強いので虫歯を予防する効果もあります。

ハチミツは成長ホルモンを活性化させる作用もありますので、就寝前にハチミツを摂取すると、イソマルトオリゴ糖が健やかに仕事をしてくれます。

大豆オリゴ糖 1gあたり3カロリー

大豆、大豆加工品に含まれています。

甘味度は70~75度です。

カロリーはやや高めではありますが、甘味度はとても高くなっています。

整腸作用に秀でています。

腸内に対しての影響力が強いので、大豆オリゴ糖は少量でも、善玉菌を増やせると言われています。

ラフィノース 1gあたり2カロリー

甜菜、大豆に含まれています。

甘味度は22度です。

カロリーも低く、吸湿性がないことから、整腸作用はもとよりアレルギー症状の緩和など、注目を集めているオリゴ糖です。

また甘味料に使われているオリゴ糖の純度は、30%ほどですが、ラフィノースの純度は98%と極めて高いのが特徴です。

天然オリゴ糖ならではの効果が期待できます。

ガラクトオリゴ糖 1gあたり2カロリー

母乳、ヨーグルトなどに含まれています。

甘味度は20~25度です。

甘さはかなり控えめですが、カロリーは砂糖の半分なので、ヘルシーです。

母乳やヨーグルトの他に、牛乳の初乳にも含まれる、動物性のオリゴ糖です。

オリゴ糖は母乳から発見された事から、始まりを告げたのがガラクトオリゴ糖と言っていいかもしれません。

フラクトオリゴ糖 1gあたり2カロリー

玉ねぎ、ごぼう、アスパラガス、ハチミツなどに含まれています。

甘味度は30~60度です。

低カロリー甘味料に多く使用されています。

砂糖の半分程度の甘さでカロリーも砂糖の半分で、まろやかな甘さに特徴があります。

難消化性なので甘さの割にはカロリーも低く血糖値も上がりにくいので、健康志向の人々の支持を集めています。

キシロオリゴ糖 1gあたり2カロリー

筍、トウモロコシに含まれています。

甘味度は40~50度です。

筍やトウモロコシから採取されるキシロオリゴ糖は微量なため、樹木から取れる、キシランという成分から人口生成されることが多いです。

人工甘味料の、キシリトールが、キシロオリゴ糖からできています。

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