便秘には、やっぱり玄米が一番

玄米を食べると便秘が治る理由

健康オタクならずとも、玄米が便秘に良いというのは周知の事実です。

取り敢えず食べてみようかなという気にはなりますが、白米の魅力に負けてしまい、 玄米食を遠目から見ている人の多いこと。

しかし便秘で悩む人ならそうも言ってはいられないはずです。

一刻も早く便秘を治したいのなら、玄米を食べてみてはいかがでしょうか。

健やかな腸内環境が、速やかに整います。

ではなぜ、玄米が便秘に効果があるのでしょうか。

それは、米ぬかの存在です。

ぬか漬けなどに使うぬか部分を玄米はそのままの残してあります。

白米はぬかを取り除いてしまっているので、白くてツルツルで綺麗でふっくらしていますが、 実は栄養は削ぎ落とされています。

栄養を取るか、美味しさを取るかといった所でしょうか。

精米していない玄米は食物繊維の宝庫です。

食物繊維だけではなくビタミンやミネラルの詰まった、健康食なのです。

自然と腸も活性化して便通も良くなり、便秘も無理なく解消されます。

とくに便秘に効果のある成分が、フィチン酸と呼ばれるものです。

フィチン酸は未精製の穀類に多く含まれていて、勿論玄米にも含まれています。

このフィチン酸は体内の有害物質を体外に排出する作用があります。

便秘においてもデトックス効果で、腸内を健全化してくれる嬉しい成分なのです。

必要なミネラルまで排出してしまうという話もありましたが、 じつは玄米のフィチン酸と呼ばれているものは酸のないフィチンなのです。

玄米のフィチンは既に複数のミネラルと結合しているので 従来のフィチン酸のようにミネラルを排出することはないのです。

このように健康と便秘に効果の高い玄米ですが、さらにその効果を高めるにはどうしたらいいのでしょうか。

簡単な方法で便秘を解消する為のパワーアップが可能になるのです。

効果的に玄米を便秘解消につなげるには

便秘を治すために玄米を食べる時にひと工夫を紹介します。

こうすれば更に便秘解消に近づくことができます。

1・水分と一緒に食べる

ミネラルウォーター

玄米は非常に水分量が少ないので、多めの水と一緒に食べることをオススメします。

あまり水分を摂らずに食べると、食べにくさを感じるでしょう。

その食べにくさが苦手意識に繋がります。

せっかく栄養価の高い玄米を食べているのですから、 美味しく沢山食べられるように水を飲みながら食べて下さい。

その時に、カフェインは利尿作用が高いので、結局水分が体外に出てしまいますから、 ノンカフェインの麦茶などが害なく良いでしょう。

多く食べれば、それだけ食物繊維が体内に摂取されますから、 便秘解消に目覚しい効果をあげます。

2・よく噛んで食べる

玄米はよく噛まないと飲み込むのに、飲み込みづらさを感じます。

白米のようにスンナリ行かないからこそ玄米なのです。

ビタミンやミネラルがギュッと詰まっています。

何度も噛んで味わいましょう。

噛むことで玄米のもつ甘味も感じられますし、 飲み込みやすくなります。

3・オメガ3系脂肪酸と食べる

玄米は油分と一緒に食べると吸収力がアップします。

この時にオメガ3系脂肪酸と言われる魚油を一緒に摂取すると便秘改善の切り札になります。

このオメガ3系脂肪酸はコレステロールを下げたり血をサラサラにしてくれますので、 腸内もクリーンに保つことができるのです。

善玉菌も活性化しますので、玄米の力に力を添えてくれます。

さんまやマグロ、いわしなどに含まれています。

こうした魚と一緒に玄米を食べて見てください。

美味しい上に、便秘も解消します。

玄米が向かいないタイプ

このように健康にもってこいの玄米なのですが、中にはこの玄米が天敵とばかりに、 向かないタイプの人もいます。

それは、胃腸の弱いタイプです。

玄米は精製されていないので、食物繊維の効果もダイレクトであることから胃腸が弱い人は胃もたれを起こしたり、 下痢の症状に悩むこともあります。

また玄米を食べ過ぎることで腸捻転を起こす人も中にはいます。

食物繊維が腸に詰まって捻れてしまうのです。

もともと腸が弱く、慢性便秘などを抱えている場合は様子を見ながら玄米を食べて下さい。

生まれつき腸が弱いタイプは、不溶性食物繊維は避けたほうがいいかもしれません。

不溶性食物繊維を食べると、かならず便秘をするようであれば向いていないのかもしれません。

重い症状に苦しむのは本意ではないので別の道を模索しながら、 便秘を治していきましょう。

むしろ水溶性食物繊維などが向いていると思います。

不溶性食物繊維は、玄米の他にもゴボウや春菊、筍や南瓜に含まれています。

こうしたものを控えながら逆に食べたいのが、水溶性食物繊維です。

水溶性食物繊維が多いのは、アボカドやリンゴや蜜柑などの果物や大根です。

もし玄米を食べたいのなら、玄米の割合を少なくして水溶性食物繊維のものを食べるのが良いでしょう。

便秘には食物繊維が不可欠ですから、自分の体調や性質に合わせて、どちらの食物繊維が合うのか考えてみましょう。

関連ページ:便秘解消には食物繊維を摂取することが原則

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