乳酸菌で口臭が消える!?

口臭予防乳酸菌、LS1乳酸菌

誰でも多少は口臭があります。

しかし、度を過ぎる口臭は害以外のなにものでもありません。

注意したくてもしにくいのが、口臭です。

また、刺激臭を放っている本人は、全く自分の口臭に気づかず無頓着でいる場合も多く見られます。

そんな口臭持ちに朗報なのが、LS1乳酸菌です。

LS1乳酸菌は元々口腔内にいる乳酸菌です。

腸内環境が悪化して免疫力が落ちると、口腔内にも変化がおきます。

主に歯周病というもので、口腔内にジンジバリス菌という、 歯周病菌が増殖して歯を弱らせて行きます。

また歯周病になると、口臭も強くなります。

口臭がキツイ年代を見ると、中高年以降が多いようですが、これは年を取るにつれて、 免疫力が停滞してしまうからです。

実際、歯周病以外にも様々な病気に罹りやすくなります。

LS1乳酸菌は、そんな口臭という悩みを持つ人に希望の光を灯したと言っても過言ではありません。

歯科医院などで、LS1乳酸菌を販売しているのを多く見かけると思いますので、 歯科医も認めた乳酸菌と言えます。

歯科に通っている人は、お会計の時にLS1乳酸菌も購入してみるといいかもしれません。

LS1乳酸菌タブレットは、10日分で700円前後と価格も安価です。

24時間で歯周病菌殺菌をする

口臭予防や歯周病に効果のある、乳酸菌を研究していたのが東海大学の古賀教授です。

その研究によると、極めて高い効果が報告されました。

それは、ジンジバリス菌(歯周病菌)を試験管の中で100万個入れます。

何も施していない試験管では、24時間後にはジンジバリス菌の数は驚異的に増え、 1000万個に培養されました。

一方100万個のジンジバリス菌の試験管に、 予めLS1乳酸菌も入れておくと24時間後にはジンジバリス菌が殆ど死滅していたのです。

驚くべき効果ですね。

もうひとつの特徴としては、通常乳酸菌は、乳酸を生成します。

腸の中では問題がありませんが、口腔内だと酸性になりすぎると、 その酸で歯が溶かされて虫歯になりやすい環境になってしまいます。

しかし元々人間の口の中で生息しているLS1乳酸菌は、ある程度乳酸を作り出すと、 その酸でLS1乳酸菌自体が溶かされて死滅してしまうのです。

人体は不思議ですね。

健康な人であれば、元々備わっているLS1乳酸菌で十分なのですが、 加齢によって体全体が衰えて、支障が出てくると当然LS1乳酸菌も激減してしまいます。

中高年の加齢臭のひとつに、口臭がありますが加齢による体の衰えからくるものなのです。

確かな口臭予防効果

東海大学の古賀教授は、口臭に関しての臨床試験を行いました。

具体的には57人の歯周病菌を調べて、 その後にLS1乳酸菌を1ヶ月服用してその結果を比較するものです。

結果は、まず乳酸菌を摂取前は平均して1人あたり数百万個の歯周病菌が検出されました。

しかし、1ヶ月後LS1乳酸菌の効果で、最初の歯周病菌の20分1程に激減していました。

口臭に関しても測定器によると、57人中半分程の人に口臭が認められましたが、 2ヶ月後には3分2の人に口臭が検知されなくなったのです。

これは口の中を腸内に置き換えた時に、 口腔内フローラが善玉菌で正常に満ちていることを示唆しています。

歯周病による口臭は他へのストレスの元ですから、画期的な事だと言えます。

乳酸菌が、口臭に効くのは間違いないという科学的根拠をLS1乳酸菌が示してくれたことにもなるのです。

他にもある口臭予防の乳酸菌

確かにLS1乳酸菌には、口臭予防にふさわしい効能がありました。

しかし他の乳酸菌にも口臭を抑えることができます。

そんな優れた乳酸菌をここに紹介したいと思います。

・ロイテリ菌

このロイテリ菌は、母乳から発見された動物性の乳酸菌です。

非常に殺菌力があり、病原性大腸菌o157への殺菌力で知られています。

このロイテリ菌に着目した広島大学の二川教授が、 ロイテリ菌には虫歯菌を抑制する力があることを突き止めました。

2週間の調査で分かったのは、ロイテリ菌を摂取する前よりも、 摂取後の方が虫歯菌が5分1に減っていたことです。

またこのロイテリ菌は、1度摂取するとその効果が長続きします。

この調査後2週間通常通りの生活の後に再度検査したところ、 虫歯菌は尚も減ったままでした。

しかし残念ながら、現在ロイテリ菌を使った乳酸菌のヨーグルトは発売されていません。

その代わり、サプリメントにはなっていますので、そちらで摂取することはできます。

・乳酸菌WB21

乳酸菌WB21も先に紹介しました、LS1乳酸菌と同じように口の中で発見された乳酸菌です。

虫歯や歯周病などに効果があり、 また胃の中のピロリ菌や胃がんなどにも効果があると言われています。

通常は口腔内にいる乳酸菌ですが唾液や食べ物を摂取した際に、 そのまま胃の中に運ばれて、胃の中の病原菌を抑制するのです。

健康診断などで、ピロリ菌がいることが分かった人には嬉しい乳酸菌です。

ヨーグルトとしては発売されていませんが、タブレットでは市販されています。

店頭にない場合が多いので、ネット通販が主流になりますが、 福岡歯科大学日用品売店や日本歯科大学(新潟)売店では店頭販売されています。

・L8020

ロイテリ菌同様に、広島大学の二川教授が発見した、口臭に効果のある乳酸菌になります。

四国乳業と共同開発したL8020ヨーグルトを用いた調査では、 虫歯菌4種類と歯周病菌が減少したことが明らかになりました。

酸で歯の表面が溶けるということもありませんので、安心して摂取できます。

またこの研究の副産物でカンジダ菌にも抗菌性があることが分かり、 可能性を広げています。

四国乳業からこのL8020乳酸菌を用いた多種多様なヨーグルトは発売されていますが、 四国に住んでいないと手に入りにくいのが現状です。

その場合には、ネット通販でL8020の配合されたマウスウォッシュなどは発売されていますので、 そちらを代用するといいかもしれません。

乳酸菌歯磨きとは?

口臭を防ぐことで、注目されているのが、乳酸菌歯磨きです。

口臭がひどい人というのは、歯周病が進行している人が殆どです。

歯を磨くたびに血が出てしまい歯磨き自体に億劫になっている人が多いのです。

しかしそのまま、怖いといって歯磨きをおざなりにしていたら、 歯周病は悪化しますし口臭も益々酷くなり、人間関係にも支障をきたします。

乳酸菌が作る、乳酸は虫歯菌への抑止効果がありますから、 乳酸菌で歯磨きをすることで、口臭も緩和されていきます。

是非試してみてください。

用意するもの

・乳酸菌カプセル

・無糖ヨーグルト

磨き方

・まず、通常の歯磨きをします。

この時には普通の歯磨き粉を使用しましょう。

歯磨きを終えて、口をゆすいだら今度は乳酸菌歯磨きです。

・無糖ヨーグルトを歯ブラシに乗せます。

またその上にカプセルの中を分解し中身の乳酸菌の粉をまぶします。

・歯磨きをします。

・最後にまたヨーグルトの使い、口をゆすぎ飲みます。

ここで注意して欲しいのが、水でゆすがないことです。

えっと思われるかもしれませんが、水でゆすぐと乳酸菌が流れてしまうからです。

気持ち悪いと感じないためにも、まずは事前に普通の歯磨き粉を使い、 歯磨きをするのです。

この時に食べかすや、歯垢などを落とすのです。

2度目の乳酸菌歯磨きは歯磨きというより、薬の塗りこむといった感覚になるかと思います。

最後にヨーグルトを再び口にいれるのは、水の代わりです。

多少抵抗感があると思いますが、そのまま最後は飲み込んでください。

乳酸菌の配合された普通の無糖ヨーグルトで構いませんが、できれば先に挙げた、 口臭に効果のある乳酸菌が理想です。

乳酸菌カプセルも果糖されていないものを選び、口臭に効果のある乳酸菌をおすすめします。

毎日やるのは苦痛という時には、たまにやるだけでも違います。

口臭が気になったら、試す価値のある方法です。

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