乳酸菌で腸内を健康にすると代謝が上がる
あまり食べていないのになかなか痩せない、ということで悩んではいませんか?
ダイエットをしていると、こうした悩みで悶々としてしまいがちですね。
同じような努力をしているのに、すごく快調に痩せていく人と、そうでない人がいます。
運動も食事制限もキチンとこなしているにもかかわらず、ウエイトダウンできない場合は、 もしかしたら腸内環境に問題があるのかもしれません。
よく考えてみると、最近便通が悪いな?ということはありませんか?
便秘は3日便が出ない状況で便秘と定義されます。
もし3日以上排便出来ていないのなら、そこにダイエットが上手くいかない原因が隠れているのかもしれません。
便秘になると、腸内環境が悪くなります。
腐敗した便がそのまま腸内に残留するということで便から出る有害物質が、 腸内を荒れさせてしまうのです。
出口のないまま便は、腸内にどんどん増えて行きます。
すると、便から発生する毒素が腸壁から吸収されて、血液に混じりながら全身をめぐります。
血液はドロドロになりますし、臓器を毒素が巡るので臓器も解毒の為にエネルギーを消費してしまいます。
本来ならば、脂肪を燃焼させるために残しておいたエネルギーが脂肪燃焼に使われないのです。
便秘が続くと、このようにダイエットが進みません。
腸内の健康とダイエットは表裏一体なのです。
便秘が解消すれば、代謝も上がりますので痩せやすい身体に変化していきます。
便秘にならないように気を配ることで、ダイエットの効率も上がりますので、 是非毎日排泄できるようになりたいものです。
ダイエットの効率を上げるには腸内環境を整えることですが、 その時に乳酸菌を摂取することをおすすめします。
乳酸菌は、腸内にも棲んでいる善玉菌です。
乳酸を作ることで、悪玉菌を抑制します。
しかし、乳酸菌は腸内に棲む善玉菌の0.1%しか生息していません。
悪玉菌が優勢なとき、乳酸菌は最も死滅しやすい菌と言えます。
しかし乳酸菌は発酵食品の中に多く含まれていますので、毎日チーズやヨーグルトなどを摂取すれば、 自然と取り込むことができます。
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そんな素晴らしい効果をもたらす乳酸菌ですが、弱点があります。
それは胃酸で死滅しやすいことです。
せっかく取り込んだのに乳酸菌は胃で殆どが死んでしまいます。
生きたまま腸まで届く乳酸菌を摂取することが大切です。
しかし、仮に乳酸菌が死んでしまっても、 死菌と言って腸内に届く時に傷ついた腸壁に張り付き傷んだ腸を保護したり、 他の善玉菌の餌になるので、悲観しすぎなくても大丈夫です。
ダイエットをするなら、乳酸菌を一緒に摂取したいですね。
生菌も死菌も腸内でしっかりと仕事をしてくれます。
滞留便が排出されるとそれだけで体重が落ちる
便秘になると、大腸に便が溜まっていきます。
これを滞留便といいます。
腸内に悪玉菌が増えると便秘は更に悪化していきます。
本来腸内に生息していた善玉菌のビフィズス菌や乳酸菌は、 アンモニアやアミンや硫化水素などの毒素で死滅してしまいます。
硬くなり石のようになった滞留便は、有毒物質を作り出しながら、 益々便秘を強固なものにしていくのです。
通常、便秘と言われる人で1kg~3kgの滞留便が腸内に留まっています。
これを宿便という人もいます。
この滞留便を侮ると大変なことになります。
過去便秘で死亡した女性がいました。
まだ20代だった女性ですが、彼女の滞留便は7kg弱もありました。
元々便秘症であったようですが、数日前まではいつもの便秘程度であったようです。
推察するに3kg程の便であったのが更に数日で、風邪などで脱水していたこともあり、 急激にかさを増し、7kg弱まで便が滞留してしまったのでしょう。
自分は便秘だけれど、命には別状無いとたかをくくるのは危険です。
なにかのはずみで体調変化すると便秘は急激に悪化し、命の危険をはらむことになります。
便秘の時、滞留便を排出すれば1kg~3kgは落ちます。
下腹部が膨らんで張った状態であれば、その張りがぺたんこになります。
ダイエットを本気で志すのあれば、便秘をどうにか改善させることが近道であると心得てください。
便が出るだけで体重は減りますし、 その後は代謝が活発になるのでダイエットの効果に拍車がかかります。
適度な運動と乳酸菌で効率良くダイエット
ダイエットには便秘を改善させる必要がありますが、 ただ乳酸菌を摂取していれば安泰かと言われれば、ノーと言うしかありません。
乳酸菌は確かに、便秘になりにくい体を作りますが、それだけで痩せるとうことはありません。
痩せやすい体を作るということではありますが、 乳酸菌は魔法の菌ではありませんので、自助努力は勿論必要になります。
毎日しっかりと運動をして、カロリーを消費しながら、 食事も食物繊維や乳酸菌などお腹に良いものを効率よく摂取しましょう。
運動をすると、腸が動きやすくなるので便秘になりにくい体になります。
激しい運動よりは、緩やかな継続可能な有酸素運動がダイエットには向いています。
水泳やウォーキングなどです。
運動中は水分補給も必要になりますから、忘れずに摂取しましょう。
運動後は乳酸菌の入った飲料でお腹に乳酸菌を送り込みましょう。
こうした良い循環が生まれれば、ダイエットは成功していきます。
朝起きがけに水を1杯飲むと、腸の蠕動運動が起きますので便意を感じやすくなります。
朝から便を出して、その後に運動すれば腸の活動は活発化します。
カロリーが低めであれば、朝の起きがけの1杯を乳酸菌飲料に置き換えてもいいかもしれませんね。
自分のスタイルを持ちながらも普遍的なダイエット方法で、スリムボディを手に入れて欲しいと思います。