便秘の時にはオリゴ糖とヨーグルトを一緒に食べれば、間違いないと言います。
確かに朝食に、プレーンヨーグルトとオリゴ糖の組み合わせを好む人は多いです。
ただ単に美味しいから食べている・・という人も多いかもしれません。
しかし、実際には腸に多大な健康的効果をもたらしている、 と知れば益々オリゴ糖とヨーグルトを食べ続けたいと思うようになることでしょう。
オリゴ糖、ヨーグルトそれぞれは単体としても、便秘や腸内環境を整えるのに効果がありますが、 この二つを一緒に摂取することによって、そのパワーは倍増していきます。
じつは、ビフィズス菌の含まれているヨーグルトは腸内で善玉菌として活動を始めます。
腸内をクリーンにしてくれるのです。
そして、一方のオリゴ糖はそのビフィズス菌の栄養素、つまり餌になるのです。
オリゴ糖を餌としてビフィズス菌は、仲間のビフィズス菌を増やして行きます。
腸内にビフィズス菌が増えていくと悪玉菌が居場所を失います。
悪玉菌が多いと、便秘になります。
また、その状態が長く続くと大腸がんになることもあるのです。
こうした悪循環を断ち切るのが、腸内善玉菌なのです。
その善玉菌のひとつである、ビフィズス菌を増やすことが出来るオリゴ糖はヨーグルトの最高の相棒、コンビなのです。
ビフィズス菌の入ったヨーグルトを選ぼう
ヨーグルトには乳酸菌が含まれるので、基本的にどのヨーグルトでも便秘には効果があります。
しかし、オリゴ糖との相性で言えば、ビフィズス菌が含まれるものを探して食べてください。
またオリゴ糖を一緒に摂取するためには無糖のプレーンヨーグルトにしたほうが良いでしょう。
加糖だと、もともと甘くしてあるものに更にオリゴ糖を加えて食べるというのは、甘すぎてしまうからです。
市販のビフィズス菌が含まれるヨーグルトを、紹介したいと思います。
森永ビヒダスBB536プレーンヨーグルト
生きて腸まで届く、ビフィズス菌BB536を配合した、特定保健用食品です。
内容量400gあたりビフィズス菌BB536は20億以上入っています。
このビヒダスのシリーズの歴史は長く、昭和59年には現在の文部科学大臣賞にあたる科学技術庁長官賞を受賞しています。
米国の食品や医薬品を管轄する政府機関FDAにも、一般食に用いられるビフィズスとしては、世界で初めて認可されていあす。
森永ビヒダスは、安全面や信頼度などにおいて、群を抜いて認められていますので、オリゴ糖と一緒に食べるのに最適です。
雪印メグミルクナチュレ恵
ビフィズス菌の他にガセリ菌も配合されています。
特定保健用食品にも認定されています。
雪印メグミルクナチュレ恵の嬉しいところは、この中に既にガラクトオリゴ糖が含まれていることです。
100gあたり、0.5gオリゴ糖が含まれていますから、微量ですので更にオリゴ糖を混ぜて、 甘味を付けて食べることで更に効果を高めてくれます。
小岩井生乳100%ヨーグルト
小岩生乳100%ヨーグルトの売りは、生乳を使用していることです。
濃厚な味わいが美味しくいただけるヨーグルトです。
ビフィズス菌も含まれています。
BB-12という種類のビフィズス菌で、特定保健用食品にも認定されています。
しかもこのビフィズス菌BB-12は100gあたり40億個も含まれています。
生きたまま腸に届くことを目的にするならば、なるべく多くのビフィズス菌が含まれているものが良いですね。
生乳仕立ての濃厚さに、オリゴ糖もマッチしますので、味にこだわりを持つ人には最適かもしれません。
グリコビフィズス菌BifiX
グリコが満を持して開発したのが、グリコビフィズス菌BifiXです。
1万株の菌の中から、見つけ出したグリコ独自のビフィズス菌です。
このヨーグルトのすごいところは、他商品に比べて、ビフィズス菌の増加率が、圧倒的だということです。
グリコビフィズス菌BifiXを食べたあと、1週間便の調査をしたところ便通の排出菌数が10倍もありました。
お腹の中で、ビフィズス菌が食べた量に対して10倍も増加したことを示します。
まさに生きたまま腸に届き、善玉菌が増えた証です。
このグリコビフィズス菌BifiXにオリゴ糖を加えて食べれば、更なる増加が期待できます。
ビフィズス菌BifiX動画
このオリゴ糖がヨーグルトに合う
こうしたビフィズス菌配合のヨーグルトに、オリゴ糖を混ぜると更なる効果が期待できることはお分かりいただけたと思いますが、 オリゴ糖にも多様な種類があります。
ここでは、ビフィズス菌と相性の良いオリゴ糖を紹介します。
カイテキオリゴ
カイテキオリゴは、複数のオリゴ糖を組み合わせてビフィズス菌とうまくやっていくことができるように作られているオリゴ糖です。
ガラクトオリゴ糖
ガラクトオリゴ糖は、動物性のオリゴ糖です。
ヨーグルトと同じ成分から抽出されたオリゴ糖なので、ヨーグルトとの相性も良いです。
本来母乳に含まれていたオリゴ糖ですから、乳児を育てるお母さんからは、 赤ちゃんに自然とこうした動物性のオリゴ糖を与えている事になります。
現在は牛乳から、ガラクトオリゴ糖を抽出して商品かしていますので、 1日の内で、ヨーグルトを食べる時に一緒に摂取すると良いでしょう。
勿論、ガラクトオリゴ糖以外のオリゴ糖でも、その効果は素晴らしいものがあります。
ガラクトオリゴ糖ではない、オリゴ糖でも試してみて、自分に合ったものを探してください。
しかしその時に忘れてはいけないのが、難消化性のオリゴ糖を選ぶということです。
難消化性オリゴ糖は、胃や小腸で溶けませんので、大腸まで届きます。
もし大腸まで届かないとなると、ビフィズス菌の餌にはなりませんから、 どのようなオリゴ糖を選ぶときにも、この1点だけは、守ってください。
毎日食べられる飽きのこないメニューを!
出来れば、お腹の健康のために、毎日でもヨーグルトとオリゴ糖を摂取して欲しい所ですが、 毎日食べるのは飽きてしまうという人も多いかもしれません。
そうした場合は、ヨーグルトはヨーグルトとして食べて、 オリゴ糖はオリゴ糖で別々に同じ時間に食べれば、問題ありません。
加糖されているヨーグルトドリンクを飲んで、オリゴ糖を入れた食べ物を食べるという方法でも良いのです。
そのへんは型にはまらず自由性を持って摂取して欲しいと思います。