私も間違っていた!?乳酸菌サプリの扱いについて知っておきたい事

毎日のお通じを良くしたいと思ったり、免疫力を上げて健康的に生活したいと思っている人たちに注目されているのが腸内環境。

腸内環境のバランスを整えると健康面でのメリットだけでなくダイエットや美容にも良い変化が出てきます。

この腸内環境を良くするために活用したいのが乳酸菌のサプリメントなのですが、なんとなく「良さそうだから」と飲んでいませんか?

もしかしたらいつもの飲み方や取り扱い方によっては改善したほうがより効果的かも?という場合があります。

注意したい点やより乳酸菌サプリを効果的に利用する方法をご紹介しますので参考にしてみて下さい。

乳酸菌サプリを飲む時、お湯で飲んでいる事がある

普段、サプリメントを飲む時に何で飲んでいますでしょうか?

水で飲んでいるようであれば特に問題はないのですが、冬など気温が低い時期になるとお湯をよく利用しているという人もいると思います。

他のサプリメントを飲む時にも白湯を利用するのは問題ないのですが、乳酸菌サプリメントを飲む場合はお湯で飲むのは避けた方が良いのです。

例えば乳酸菌ではおなじみのビフィズス菌を例にしますと、耐熱性ではないので、お湯はおすすめできません。

まず1つの目安としては「50℃」です。

50℃を超えるようになると少しずつ乳酸菌が死滅してしまう事がわかっています。

ちなみに70℃以上になると乳酸菌はほとんどが死滅してしまうので、寒いからお湯でサプリメントを飲むという方法は乳酸菌の場合、おすすめできないのです。

乳酸菌サプリは出来たら水で飲むようにしましょう。

もし白湯を使用したいという場合は40℃以下の湯冷ましを利用するようにして下さい。

飲んだり飲まなかったりしている

サプリメントを毎日飲んでいるという人にとっては乳酸菌のサプリメントも毎日飲むというのは習慣化させやすいと思います。

ただ、サプリメントを飲む習慣がついていない人だと面倒がったり、飲むのを忘れてしまうといった理由で毎日飲まないという事もあるかもしれません。

「昨日飲んだから大丈夫でしょう?」と思って飲まない人もいるかもしれませんが、乳酸菌サプリメントに関しては毎日飲むようにした方が良いです。

乳酸菌サプリメントは即効性があるわけではありません。

そして摂取してから意外に早く数が減ってしまうという特徴があります。

腸内細菌の善玉菌は数が減ってしまうと活動を控えていた悪玉菌が増殖するようになり、腸内環境は良くない状態になってしまうのです。

そしてサプリメントで摂取した乳酸菌が腸内に留まるといった研究結果やエビデンスなどは今のところないので乳酸菌は毎日摂取をし続けた方が腸内環境のサポートとして役立つのです。

腸内の善玉菌は思ったよりも少ない事をご存知でしょうか?

一般的に善玉菌:悪玉菌:日和見菌は2:1:7の割合となるのが理想的だと考えられています。

しかも困った事に7割いるうちの日和見菌は悪玉菌がもし増殖して優勢になった場合、悪玉菌の味方をしてしまうので更に腸内環境が悪化してしまうのです。

このようにちょっとでもバランスが崩れるとあっという間に腸内環境に変化が出てきてしまうので、 少しでも良い状態を維持できるように善玉菌のサポートをする必要があります。

そのサポートとして有効なのが乳酸菌サプリメントなのです。

なので、乳酸菌サプリメントは毎日飲み続ける事がポイントとなります。

乳酸菌サプリだけ飲んでいませんか?

腸内環境を良くしたいと考えてまず思いつくのはヨーグルトなどで乳酸菌を摂取したり乳酸菌サプリを取り入れるという方法だと思います。

でも「サプリメント飲んでいるから大丈夫!」とついつい満足してしまいがちです。

確かにサプリメントを飲まないよりは飲んだ方がましなのですが、もう一工夫する事でより乳酸菌の活動をサポートすることが出来ます。

その方法は水溶性食物繊維を摂取してあげる事です。

手軽に入手しやすい水溶性食物繊維としてはオリゴ糖やゴボウなどがあります。

特にオリゴ糖などは甘味料の一部としても使えるので取り入れやすいです。

他には血糖値対策などでも使用されている難消化性デキストリンやキノコ類も水溶性食物繊維になります。

これらの水溶性食物繊維は乳酸菌をはじめとする腸内の善玉菌のエサとなるのです。

そのおかげでより乳酸菌で腸内の善玉菌が活してくれるという事になります。

また、ここ最近注目されている水溶性食物繊維が「グアーガム」です。

グアーガムはインドなどで作られている豆類のグアー豆から作られます。

グアーガムは水溶性食物繊維の中でも便通を良くする効果が高いといわれて注目されている成分なので、腸内環境を良くしたいと考えている人にはおすすめの成分です。

グアーガムは摂取してから腸内で分解され短鎖脂肪酸が作られます。

この短鎖脂肪酸は腸内のぜん動運動を促進したりするので、お通じがあまり良くないと悩んでいる人にとっては乳酸菌サプリと一緒に摂取しておきたい成分となります。

この他にも水溶性食物繊維はリンゴやみかんといった果物にも含まれていますし、昆布などの海藻類に見られるネバネバ成分も水溶性食物繊維です。

今ご紹介したように水溶性食物繊維は色々と摂取できる機会も多いので、乳酸菌サプリをサポートする目的でも日頃から食事やサプリメントを活用して摂取するようにしてみましょう。

食事習慣によっては効果が思うように期待できない事も

健康や美容の事を考えて毎日乳酸菌のサプリメントを飲んでいるけど、思うように効果が実感できないという人もいると思います。

その場合、何気なく行っている食事習慣に原因があるかもしれません。

普段の食事でお肉のバランスが多いという事はありませんか?

肉食よりの食生活は悪玉菌による腐敗を招くと考えて警鐘を鳴らしている研究者もいます。

実はお肉に多い動物性たんぱく質は悪玉菌の好物だといわれています。

特に牛肉には悪玉菌が好むといわれているミオシンというタンパク質成分が含まれているのです。

普段から肉が好きで焼肉などを食べる習慣が多いという人、また、糖質制限などで糖質を控えている分、タンパク質を摂取しようとして肉食の割合が増えているという人たちは注意です。

肉食に偏りがちな人の場合、腸内環境のバランスを崩しやすい状況なので、乳酸菌サプリメントを飲んでも思ったように効果が実感できないという場合があります。

乳酸菌サプリを飲むタイミング

乳酸菌サプリメントは一般的に食品といったような扱いなので特に飲むタイミングなどが記載されていません。

いつでも飲んで良いとされていますが、空腹時は避けるようにしましょう。

空腹時は胃酸による影響があるので多くの乳酸菌が死滅してしまう可能性があります。

こういった理由からおすすめしたいのが食後です。

食事をした後であれば胃酸による影響も少なくなるからです。

もしお通じを良くしたいという場合は朝食後に飲んで腸のぜん動運動を良くするといった効果が期待できます。

ただ、冬の風邪やインフルエンザに備えて免疫力を上げたいという場合、免疫細胞が乳酸菌の成分に反応すれば良いので、乳酸菌自体が死滅しても問題ありません。

そのため、どのタイミングに飲んでも大丈夫なのですが、飲んですぐに免疫力が上がるという訳ではありません。

ゆっくりと腸内環境を整え免疫力が上がるので、予想している時期の1か月ぐらい前から飲むようにしましょう。

乳酸菌サプリと一緒に摂ると効果的なビタミンがあります

乳酸菌のサプリメントを飲む時により効果的に活動をサポートしてくれるビタミンがあります。

それはビタミンCです。

ビタミンCも乳酸菌のエサにしてビタミンB群や葉酸、ビオチンなどを体内で合成してくれるので、美容面を意識しているという人にはおすすめです。

ビタミンCは果物類、野菜類に多く含まれていますが、熱に弱いので生で食べないとうまく摂取することが出来ません。

また水溶性のビタミンになりますので、体内に長くとどまっている事が出来ず、食べてから数時間後には体の外に排出されてしまうという特徴があります。

そのためビタミンCの摂取は食事以外でもサプリメントを活用するとうまくサポート出来るでしょう。

乳酸菌は胃酸に弱いというけど意味あるの?

乳酸菌に関して色々と知っていくうちに「乳酸菌は酸に弱いものが多いので、体に取り入れられたとしても胃酸で多くが死滅してしまう」といったような話を見かけたことがあると思います。

これらの話を見ていると「それじゃあ、腸内に届く乳酸菌ってちょっとしかないし、実はあまり意味がないの?」と疑問に思ってきますよね。

ですが心配ありません。

実は腸内に届くまでに死滅してしまった乳酸菌もしっかりと腸内で活用されているのです。

死滅した乳酸菌たちは腸内で善玉菌たちのエサとなっていたり、免疫細胞を反応させるといった形で役立っていますので、結果としては腸内環境をサポートしているのです。

乳酸菌サプリの保管、どうしていますか?

乳酸菌サプリを購入して開封する前までは一般的に「直射日光、高温多湿を避ける」という表示になっていると思います。

なので、保管場所は直射日光が当たったり湿気が多い場所を避けて保管していると思います。

そして開封後ですが、国内で製造されている乳酸菌サプリの場合「なるべく早めに使用する(飲む)ように」といった表示がされています。

一方、乳酸菌サプリを海外サイトから購入している人、もしくはアマゾンを利用して海外製の乳酸菌サプリを購入している人の場合、保管に関しては注意したほうが良い場合があります。

よく製品についての情報をよく見ると「開封後は冷暗所での保管をおすすめします」といったような注意書きがされている場合があるからです。

海外製の乳酸菌サプリの場合、開封後に常温で保管しつつ使用していると段々と色が変わっていく場合もあります。

見た目に状態が変わっているという事は表示されている目安の乳酸菌も充分に摂取出来ていない可能性があるという事です。

特に夏場の暑い時にも常温で保存する事を考えると少なからず影響がありそうですよね。

海外製の乳酸菌サプリを購入する場合は開封後に冷暗所での保管について書かれているかを確認し、記載されていたら冷蔵庫などで保管するようにしてみましょう。

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