オリゴ糖の中でもラフィノースの効果はすごい

ラフィノースは天然オリゴ糖

ラフィノースはオリゴ糖です。

ビートオリゴ糖とも呼ばれています。

主に甜菜に含まれるのがラフィノースです。

他にも、キャベツ、ブロッコリー、アスパラガスなどに含まれています。

生成方法は、甜菜をビート糖からクロマトグラフ法によって取り出され、 さらに精製結晶化することで得られるオリゴ糖です。

非常に高純度のオリゴ糖で、ほぼ100%に近い事からオリゴ糖としての、効果も絶大です。

甜菜

甜菜(てんさい)

難消化性オリゴ糖に分類されますので、他の難消化性オリゴ糖と同じく胃や小腸で溶けません。

ゆえに、大腸まで届きます。

ラフィノースも難消化性オリゴ糖の特性をそのまま受け継ぎ、腸内善玉菌のビフィズス菌の餌になることで、 腸内を綺麗にする高い効果があります。

しかし、他のオリゴ糖よりも高純度なので、一層効果が高いことで知られています。

関連ページ:オリゴ糖にも種類あり、難消化性オリゴ糖がおすすめ

健康的効果が、他のオリゴ糖よりも高いことは素晴らしいことですが、 甘味に関しては、砂糖を100%とした場合にラフィノースは20%と、低いことが難点です。

慣れればその上品なやんわりとした甘さに、病みつきになる人も多いのですが、 普段砂糖の強烈な甘さに慣れている人には少し物足りなさを感じてしまうかもしれません。

甘さの面では、確かに物足りなさを感じてしまいますが、そんなことで遠ざけるのは勿体無いオリゴ糖です。

他のオリゴ糖は、酵素を利用した製造法で抽出されますが、ラフィノースの場合は、 ビート糖蜜から分離精製されることで抽出される高純度な天然のオリゴ糖なのです。

天然の恵み、奇跡のオリゴ糖と言えます。

腸内カンジダを抑制しアトピーを治す

ラフィノースは、アトピー性皮膚炎にも効果があると注目されています。

腸内にいる常在真菌のカンジダ菌はカビの一種ですが、このカンジダ菌が増えすぎると有害物質を出して、 アレルゲンになりアトピーを引き起こします。

このカンジダ菌は、糖質を餌にして数を増やしていくことで知られています。

砂糖、果物などに含まれる糖質が大好物なのです。

しかも、日本人にとっては主食の米からも、糖質を栄養源にして繁殖してしまいます。

一度増え始めてアトピーを引き起こすと、何を食べてもそこから繁殖を繰り返すので、 手に負えない厄介な菌なのです。

そこで目をつけたのが、ラフィノースです。

ラフィノースは高純度の難消化性オリゴ糖です。

ラフィノースを摂取を継続していくと、腸内カンジダ菌が抑制されることが分かっています。

薬剤による抗真菌療法と比べると、その効果はやや劣ると言われていますが、副作用がないので、 小児科などでアトピー治療の際に、ラフィノースが好んで使用されています。

美肌にも効果ラフィノースのすごさ

ラフィノースは美容液にも積極的に使用されます。

表皮の水分調節を速やかに行い、皮膚や髪の毛に潤いを与えることで、若返りの成分とも言われています。

他のオリゴ糖の場合は、べたつきやすいので、化粧水には不向きだとされているのにくらべて、 ラフィノースはオリゴ糖の長所である保湿性を有しながらも吸湿性がないので、サラサラしているのです。

皮膚バリア機能を改善させて美肌を蘇らせることから、多くの女性の救世主的役割を担います。

また、アトピーなどで荒れてしまった肌にも、ラフィノースは有効です。

軽度アトピーの場合は、そのまま市販のラフィノース配合化粧水を使用しても問題ありません。

中度~重度の場合は、市販のものだと他の成分も配合されているので、吟味したほうが良さそうです。

ラフィノース入り化粧水の作り方

手作りのラフィノース入り化粧水の作り方をご紹介しておきます。

市販のものがあまり合わないと思ったときに試してみてください。

ただし、万人に適合する化粧水は、市販にも手作りにも存在しませんので、自己責任でお試しください。

・用意するもの

ラフィノース粉末・芳香蒸留水・ミネラルウォーター・グリセリン

・作り方

ぬるめにしたミネラルウォーター100mlに、芳香蒸留水 (植物から精油を水蒸気蒸留法により抽出した際にでた余り物で、 精油の芳香成分が少量残っているので芳しい香りがします。アロマの作用もあります。) を100ml加え、更にラフィノースの粉末を5g~8g程お好みで加えます。

最後になめらかさを出すためにグリセリン1mlほど加えて完成です。

毎日の食事の中にラフィノースを!

野菜と一緒に

普段の食事の中にもラフィノースを用いることで、自然体なかたちで健康を手にすることができます。

ラフィノースは加熱してもその成分が破壊されることはありません。

ビートオリゴ糖が含まれる、キャベツやアスパラガス、そしてブロッコリーなどをメインにした、 野菜スープにラフィノースをスプーンで何杯か入れるだけで、美味しくて健康に良い食事の出来上がりです。

肉料理に

肉料理などにも混ぜて使うことで、ほのかな甘味と共に肉のジューシーさも増します。

肉料理は食べ過ぎると、腸内に悪玉菌が増え始めてしまうことで避けたい食材ではありますが、 ラフィノースを一緒に食べることで、腸内環境を効率よく守ることができるのです。

麦茶に入れて

麦茶の中に入れて、甘茶にしても美味しく飲めます。

麦茶のままでも美味しいですが、 小さな子供には甘茶にすると更に美味しく飲んでくれます。

飲み物の甘味として使用するのは、簡単ですから直ぐに試せますね。

食事は生活の要です。

だからこそ、その食事の中に健康に良いものを加えて行く事が、大切です。

大腸の健康は全身にも影響を及ぼします。

自覚症状がないからと何もしていないと、あるとき突然不快な病気に悩まされるようになります。

まだまだ元気だと思えるうちから、オリゴ糖を生活の中に根付かせたいものです。

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